子供の性別への関心はどの国でも高く、
韓国では昔から男の子が人気でした。
特に長男のお嫁さんは絶対に男の子を生まなければ!という強いプレッシャーにさらされ、
男の子が生まれるまで何人でも生み続けたケースも多かったそうです。
しかし、最近の韓国では昔とは逆に女の子が人気になってきているようです。
なぜ、女の子ブームが来たのか調べてみました。
跡継ぎ性鑑別告知条項のために男の子が熱望された時代
一昔前の韓国では、女の子より男の子の方が人気が高かったようです。
それは「跡継ぎ」のためです。
実際性別が女の子だとわかると堕胎するケースも多く、
生まれてくる子供の男女比が、普通は男:女=105:100なのにも関わらず、
120:100くらいまで偏ってしまったそうで、
「性鑑別告知条項」という、エコーで性別が分かっても告知しない条例までできました。
(その後、胎児の性別は親なら知る権利があるとして、
性別告知禁止法は違憲だとされました)
それでもやはり隠語などで教えてもらえる病院もあり、
しばらくの間男女比は偏ったままでした。
最近では女の子の方が人気に!
ところが最近では、女の子の人気がどんどん出てきて、
韓国でも女の子ブームが到来しているそうです。
その理由としては日本とほぼ同じで、
娘だと一緒に買い物や旅行に行けるから、
嫁に行っても実家によく帰ってきてくれるから、
孫の世話ができるから、
老後の面倒を見てくれるから、
などといった理由で、女の子を欲しがる人が増えてきているんだそうです。
また、昔は韓国でも男尊女卑の考え方が強かったのですが、
最近では女性の社会進出が増え、男性と対等に働ける時代になってきたので、
ますます女の子の人気に拍車がかかってきたようです。
ただし、代々続く家柄の長男の夫婦はやっぱり男の子を希望している人が多く、
そういった面でも日本と韓国は似ているなと思いました。